古くから人間の生活リズムは、「日が昇ったら起きて活動」、「日が沈んだら眠って身体を休める」というリズムです。
これは誰かに教わるわけではなく、生まれながらに持ち合わせているリズム。
このリズムをサーカディアンリズム(概日リズム)と言います。
ラテン語でサーカは“約”そしてディアンは“1日”を示します。
この記事では不眠やうつに関わりがあるサーカディアンリズムについて紹介します。
サーカディアンリズムは遺伝子に組み込まれた約24時間のリズム
サーカディアンリズム(概日リズム)とは、地球の自転が24時間で一周するので、外界の現象も24時間を1周期として起こり、身体のリズムもそれに同調してほぼ24時間の律動的な動き(体内時計)を示すことを指す。
睡眠と覚醒のサイクルだけでなく、ホルモン分泌、血圧や体温調節など私たちの生理機能のほとんどはサーカディアンリズムを持ち、24時間のリズムで変動しているのです。
サーカディアンリズム = 体内時計
サーカディアンリズムは24時間より少し長く、毎日リセットしないと、少しずつ地球の自転周期との「ズレ」が生じます。
ですからリズムを整えるために、朝の太陽の光で体内時計をリセットして新しいリズムを始めることが大切です。
例えば、窓のない部屋に閉じこもって生活を続けていると、やがて体内時計は昼夜逆転してしまうということにもつながってきます。
人間は朝起きて明るい光を浴びることがとても重要なのです。
朝起きたらまずカーテンを開けて太陽の光を感じましょう。
目が覚め意識がスッキリしてくるはずです。
体内時計が睡眠から覚醒の時間に切り替わり、血圧、体温、ホルモン分泌、代謝などさまざまな生理機能は体内時計に従って調節されています。
サーカディアンリズムが乱れるとどんな影響が?
サーカディアンリズムは遺伝子に組み込まれているので、これに逆らった生活は、身体や心に不調を引き起こし、不眠だけでなく、がん、感染症、心臓血管系疾患、代謝疾患や精神疾患など、あらゆる病気の引き金となりえます。
現代人は、夜でも明るい街や騒音、産業での交替勤務(終夜労働)など、このサーカディアンリズムを狂わせる要因が増え、その影響で睡眠障害やうつ病などにおちいることが現代病としてクローズアップされるようになりました。
まとめ
サーカディアンリズムは人間の遺伝子レベルで組み込まれた約24時間のリズムです。
朝起きて日中に活動し夜寝るという古くからの人間の生活リズム。
このサーカディアンリズムが乱れることで心身に不調を引き起こす原因にもなりえるのです。
特に現代社会では睡眠障害やうつ病などに悩まされる人が多くなっています。
心身の健康のためには規則正しい生活を送ってサーカディアンリズムを保ちましょう。
サーカディアンリズムを保つためには、昼間にセロトニンを分泌させ、夜はメラトニンを分泌させることが大切です。
起床、就寝を一定の時間し、バランスの良い食生活、適度に運動をすること。
そして朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
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